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話すのが苦手な人の特徴とは
相手に伝えることって、アナウンサーには
欠かせないスキルなのは当たり前です。
まあ、これは社会に生きる人にとって同じでは
ありますが。
実は、私は「伝え方講座」の講師も
務めています。
人前で話すことが苦手という生徒さんの
お悩みを聞くと「緊張してしまう」
「話をまとめられない」「話を面白くできない」「人の目が気になる」「はきはき話せない」
「早口になってしまう」といった答えが
返ってきます。
そうなんですよね、話すことは難しいし、
相手に理解してもらうことも難しいんですよね。
話すことが苦手な人の特徴はというと、
緊張しやすかったり、自分に対して自信が
持てなかったり、
どう思われるか気にしすぎたり…。
話すのが苦手な人の克服法
じゃあ、こんな時どうすればいいのか?
克服法ですね。
これはアナウンサー志望の方にも通じますので、参考にしてください。
聞き上手・質問上手を目指す
まずは、自分から話をするのが苦手なら、
聞き上手・質問上手を目指すのはどうでしょう。
相手の話題を引き出すのです。
話の腰を折ったらダメですよ。
また聞き役に徹すると、相手が話をしやすい、
心地よいと思ってくれる雰囲気を作れれば
成功です。
自分から話さなくても、自然と相手が
いろいろ話してくれるようになり
結果的に話も弾み、楽しい会話になりますよね。
具体的には、「それから?」「具体的には?」「といいますと?」などの言葉で、
相手の話の先を促すのです。
適度に相槌を打つことも大事です。
それに相手の目を見て話すこと。
そうすると「あっ、この人は私の話を
真剣に聞いてくれている」と感じて
信頼感も生まれて、会話が弾むことに
つながります。
伝えることは聞くことでもあるのです。
ボソボソ話すのはNG!
話が苦手な人は自信が持てなくて、
ついついボソボソと喋りがちです。
でも、どんなに苦手だとしても、
あなたが誠実に相手に寄り添う姿勢を見せれば、相手も心を開いて話に耳を傾けるものです。
頑張ってメンタルを強く持ち、
はきはき話すように心掛けましょう!
せっかくあなたが面白い話や大事な話をしても、伝わらなければ意味がありません。
あなたらしい声の高さ、スピードを
見つけてください。
緊張したり雰囲気に飲まれたりすると、
つい声が高くなったり早口になったりしますが、あなたのペースで語りかければいいんです。
滑舌トレーニングで早口を克服
滑舌が悪いと自分に自信がなくなり、
早く会話を終わらせようとして
早口になりがちです。
滑舌が悪いのは、舌や口のまわりの筋肉が
硬くなり、動きが悪くなっているのが
主な原因です。
克服法は以前のブログで書きました。
基本の発声練習、すべての言葉を母音に分解する
母音法トレーニング、舌のトレーニング、
表情筋を鍛えることなどです。
喋りにアクセントをつける
テクニックの話になりますが、
喋りにアクセントをつけることも大事です。
強調したいときには…
①大きい声で話す
②強く話す
③ゆっくり話す
④ささやくように話す
⑤間をおいて話す
抑揚のない喋りは、印象に残りにくいものです。
あなたが一番伝えたいことは何か。
そのためには、どこを強調すればいいかを、
考えて喋ることを意識しましょう。
文章を読んで、第三者にチェックしてもらうのもいい方法ですよ。
言葉とは「心と心のつながり」
緊張したり、人の目が気になったり、
はきはき話せなかったり…。
それもあなたの個性です。
何も自信をなくしたり、
卑屈になることはありません。
言葉とは「心と心のつながり」です。
相手の話をじっくり聞いて、
相手の想いを受け取る。
そして、あなたの想いを誠実に伝える。
それが会話だと思います。
多少、口ベタだって構いやしません!
話を伝えるのではなく、あなたを伝えるのです。
あなたの人柄・人間性を伝えるのです。
人の品格は、その人の見た目・形・話す言葉に
よるところが大です。
「伝える」とは、何も流暢に話すことではありません。人間性を伝えることなのです。
特にアナウンサーを志す方は、覚えておいてください。